論理的思考の放棄へのトラックバックを見て
トラックバックを見てたら更にエントリを起こしたくなった罠. 一応こちらが以前のエントリ.
多数派を占めたのが「天才、真似できないという」エントリ. 非建設的で何のためにトラバしているのか分からないが・・・あ、はてダが勝手に飛ばすからか(笑). 行数アウトプットという定量は確かに真似できないだろうけど、定性では真似が出来るというのは主張しておきたい。
登さんが何でアウトプットが良いか. それはゾーン状態に入っていて、それから脱しないような取り組みをしているからである. ゾーン状態が何かという方はジョエル・テストの8を見て欲しい.
コーディングでゾーン状態に入っている人が、設計を考え始めてしまったらそれだけでコーディングのゾーン状態を出てしまう. ここで、登さんの以下の発言を見て欲しい.
ここまではすべて頭の中で処理することができるので、別にコンピュータがなくても良い。電車の中でも授業中でも運転中でも行うことができ、便利である。
要はコーディングのゾーン状態から出ないように、設計は事前に済ませてあるのである. こういったゾーン状態から脱出しない努力は別に天才でなくたって出来る.
また、この設計した内容はゾーンから脱出しなくても参照できる、頭の一時容量内に収まる程度にしておく必要がある. 詳細化するなというのはそういうことだ.
コーディング自体に慣れていなく、中座して書き方をググらないといけないレベルではそもそもゾーン状態に留まることが不可能であることも付記しておく. トラバでネイティブにならないといけないと述べている人が多いのは、ここからきている.
以下は私的に注目のエントリ.
- 主婦と同じ作業戦略. 同意. デュアルコア・マルチスレッドじゃないけど、並行だから総アウトプットが高いというのは正しい. ゾーン阻害要因・・・に限らず進行阻害要因は時間を置かないと解消されないことがあります.
- 感覚的プログラミングと論理的プログラミング 個人プログラムと職業プログラミングの違い、ようは前提条件が違うことへの言及が分かりやすい.
- プログラマの生産性って 職業プログラマがゾーン状態に入れないことの実例がいっぱい出ています.
- 同時並列的な論理的思考 前提条件の違いについて明快にまとまっています.